一陽来福 人生は旅なり くもりのち晴れ (いちようらいふく じんせいはたびなり くもりのちはれ)
信は道の元 よきはたらきの 母である (まことはみちのもと よきはたらきの ははである)
勤労は自己を伸ばし 奉仕は人間をつくる (きんろうはじこをのばし ほうしはにんげんをつくる)
ありがとう すみません どうぞこの三つの言葉で明るい生活ができる (ありがとう すみません どうぞこのみっつのことばであかるいくらしができる)
三ほれ妻にほれ 土地にほれ 仕事にほれよ (さんほれ つまにほれ とちにほれ しごとにほれよ)
怠りにふける者は 命ありとも すでに死せるなり (おこたりにふけるものは いのちありとも すでにしせるなり)
嫁ぐ子に 忘れず持たす 数珠一つ (とつぐこに わすれずもたす じゅずひとつ)
逆境は打破し易く 順境は打破し難し (ぎゃっきょうは だはしやすく じゅんきょうは だはしがたし)
心は心を開き 疑は心を閉ざす (しんはこころをひらき ぎはこころをとざす)
堪忍は 無事長久のもと いかりは敵と思え(かんにんは ぶじちょうきゅうのもと いかりはてきとおもえ)
笑うにも 泣くにも顔は ひとつなり(わらうにも なくにも かおはひとつなり)
まるまると 仏の心頂いて腹ふくるるを 信心という(まるまると ほとけのこころいただいて はらふくるるを しんじんという)
青筋は 自己破滅の 導火線 (あおすじは じこはめつの どうかせん)
母親の 寝冷えきづかう 夜寒かな (ははおやの ねびきづかう よさむかな)
忘れても 忘れたまわぬ 親がある (わすれても わすれたまわぬ おやがある)
ご用心 忙しいという字は 心が亡ぶ (ごようじん いそがしいというじは こころがほろぶ)
帰る時 来た時よりも美しく (かえるとき きたときよりもうつくしく)
忍 待つことができる (にん・しのぶ まつことができる)
物には限りがあり 欲望には限りがない(ものにはかぎりがあり よくぼうにはかぎりがない)
学問の要は 活用にあり 活用無き学問は 無学に同じ (がくもんのかなめは かつようにあり かつようなきがくもんは むがくにおなじ)
トマトを掌に み仏の前に ちちははのまえに(とまとをてに みほとけのまえに ちちははのまえに)
この秋は 雨か嵐か知らねども 今日の務めに 田草取るなり(このあきは あめかあらしかしらねども きょうのつとめに たくさとるなり)
■ 平成18年6月後半
さがるほど 下に手を付く 柳かな (さがるほど したにてをつく やなぎかな)
徳行なき美人は 香りなき薔薇の如し (とくぎょうなき びじんは かおりなき ばらのごとし)
■ 平成18年6月前半
有る角も 出さねば丸し 蝸牛 (あるつのも ださねばまろし かたつむり)
守れ時間 惜しめ時間活かせ時間 時間は生命だ (まもれとき おしめとき いかせとき ときはいのちだ)
もまれねば この味は出ぬ 新茶かな (もまれねば このあじはでぬ しんちゃかな)
智慧の第一歩は 自分が 愚かであることを知ることである (ちえのだいいっぽは じぶんが おろかであることをしることである)
菩薩永遠なるものを 求めて永遠に努力するお方 (ぼさつえいえんなるものをもとめてえいえんにどりょくするおかた)
かなしみは わたしを強くする花 (かなしみは わたしを つよくする はな)
やり手になるな まかせられる 人になれ (やりてになるな まかせられる ひとになれ)
かなしみは わたしを強くする幹 (かなしみは わたしを つよくする みき)
子どもは 教えたようにしない
見たようにする (こどもは おしえたようにしない みたようにする)
かなしみは わたしを強くする根 (かなしみは わたしを つよくする ね)
菊根分け あとは自分の 土で咲け (きくねわけ あとはじぶんの つちでさけ)
嫌で たまらぬ奴が 私をきたえる (いやで たまらぬやつが わたしをきたえる)
踏みながら 探しているや 蕗のとう (ふみながら さがしているや ふきのとう)
始末よく 褌締めて金持ちて
生まれた者は 一人もなし (しまつよく ふんどししめて かねもちて うまれたものは ひとりもなし)
釈迦阿弥陀 薬師地蔵と 名はあれど心は同じ ホトケなりけり (しゃかあみだやくしじぞうと なはあれど こころはおなじ ほとけなりけり)
急がなくてよいことを あなたは 急いでいる (いそがなくてよいことを あなたは いそいでいる)
見てござる いつでもどこでも みほとけは (みてござる いつでもどこでも もほとけは)
我がものと 思えば軽し 笠の雪 (わがものとおもえばかろし かさのゆき)
元旦の心 神なり 仏なり (がんたんのこころかみなり ほとけなり)
謹賀新年