願わくば 花のもとにて 春死なんこの如月の 望月のころ (ねがわくば はなのもとにて はるしなんこのきさらぎの もちづきのころ)
枝を折る 人に香るや 梅の花 (うめをおる ひとにかおるや うめのはな)
■ 平成19年1月後半
二心ある友は 口中に密あり 腹中に剣あり (にしんあるともは こうちゅうにみつあり ふくちゅうにけんあり)
桜に百年の樹少なく松に千年の緑多し (さくらにひゃくねんの じゅすくなく まつにせんねんの みどりおおし)
元日や 冥土の旅の一里塚 めでたくもあり めでたくもなし (がんじつや めいどのたびのいちりづか めでたくもあり めでたくもなし)
■ 平成19年1月前半
年頭に 孫の笑いを 土産かな (ねんとうに まごのわらいを みやげかな)