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■ 庫裡視察
1月10日、和歌山県日置川町の天徳寺さんを所用にて訪れました。
天徳寺さんは、住職の修行時代の友。
昨年立派に庫裡改修を行いました。 |
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庫裡玄関は吹き抜けになっており、荒々しい梁が見事でした。
長福寺庫裡玄関のヒントにしたいと思います。 |
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■ 庫裡視察2
1月10日、天徳寺さんの次に立ち寄ったのは同じ友人の普大寺さん。
知らない間に、庫裡の改修工事に入っていました。
入母屋造りの庫裡ですが、和歌山産の良い檜を使っています。南国の檜は油分が多く、強い建材だそうです。
木曽檜にこだわらなくても、よさそうな気がしました。
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■ 第1回中間報告会開催
年早々の1月13日、地区役員さんを含む40名の出席を頂いて第1回中間報告会が行われました。
席上、檀家さん方の賛否の状況を見極めつつ、現在の方針にて粛々と計画を推し進めるべく決議がなされました。
計画の進行状況は、第2回中間報告会として開催することとし閉会いたしました。
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■ 庫裡視察3
1月17日、岐阜県美濃加茂の正眼寺庫裡を視察。
虎渓山永保寺の庫裡が焼失していますので、見本に出来ませんから。
切妻の良い庫裡です。2階建て構造ですが、安定感のある芸術品ですね。
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続いて、岐阜市の瑞龍寺の庫裡も拝見しました。
まだまだ新築の香りがする庫裡。妻飾もあっさりとしています。
30数尺ある破風板は、一枚物です。ムムム・・・。 |
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■ 第4回B工務店さんとの打ち合わせ
1月18日、B工務店さんを訪れ第2案についてのディスカッションをしました。
(1)破風をもう3尺伸ばしていただきたい・・・・・・不可能である
(2)寺務所部分を3尺拡張していただきたい・・・・・可能である
(3)寺務所に2階を設置していただきたい・・・・・・可能である
(4)厨房に2階物置を設置していただきたい・・・・・可能である
(5)下足室の廃止、受付室の設置・・・・・・・・・・可能である
(6)ロビーを拡張・・・・・・・・・・・・・・・・・可能である
(7)北面妻飾の設置・・・・・・・・・・・・・・・・不可能である
(8)玄関を吹き抜け、天徳寺風に・・・・・・・・・・可能である
上記の要望を伝え、可能な部分は第3案に反映するようお願いいたしました。
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■ 第7回庫裡改修のための勉強会
2月18日、勉強会開催。
庫裡建築事業 B工務店さん
のり面工事 加藤組さん
土蔵補修工事 森本建設さん
上記3社さんを指名して、設計見積に入ることとしました。
併せて、指名方法などのガイドラインも作成いたしました。
また、事業計画は平成19年秋に本体工事着手の予定を半年早めることとしました。
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■ 第5回B工務店さんとの打ち合わせ
2月20日、京都リーガロイヤルホテルにてB工務店・社長と会談。
(1)再度破風をもう3尺伸ばしていただきたい・・・・・・検討する
(2)屋根に煙り抜きを設置する・・・・・・・・・・・・検討する
(3)平面図細部の練り直・・・・・・・・・・・・・・・検討する
素人の特権、言いたいことはみんな言いました。
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■ 厨房設計コンペ説明会開催
厨房は庫裡の心臓部です。
2月23日、クリナップ・サンウエーブ・タニコー・マルゼンの各社出席の上、業務用厨房の設計コンペの説明会を行いました。
プレゼンを3月15日とさせていただきました。
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■ 庫裡視察4
2月28日、鎌倉の建長寺庫裡を視察しました。RC構造の立派な庫裡です。
虎渓山永保寺が当初、このような庫裡を建てる予定だったとか。
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■ B工務店さんより第3案の提出
3月13日、彼岸法要のさなかに宅急便が届きました。
第3案の図面と、パースが入っていました。パースを見ると実感がわいてきますね。
この案が認められるように、がんばります。
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■ 第6回B工務店さんとの打ち合わせ
3月14日、C会長が来山。
煙抜きは腐食の原因になるので、辞めた方が良いとのこと。破風は30尺で止めておいたほうが良いとのこと。会長の言葉には、説得力がありますわ。
本堂縁の下を二人で物色し、ケヤキ材数枚を玄関に使用して貰うこととする。
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■ 庫裡設計の原型
3月15日、C会長よりFAX。
長福寺庫裡設計の原型を見せていただきました。
モデルはふたつあり、大徳寺の真珠庵・京都田辺市の一休寺庫裡とのこと。
ただし、長福寺庫裡の場合は84畳の大広間があるため、屋根がそそり立つようなイメージになるとのこと。たしかに、下のふたつは棟が低くおとなしい感じがします。
両方のお寺に行ったことはありますが、庫裡までは感心がなくて見ていません。
近いうちに訪れようと思います。
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■ 厨房プラニング プレゼン
3月15日午後3時より、クリナップ・サンウエーブ・タニコー・マルゼンの各社出席の上、厨房設計プラニングのプレゼンが行われました。各社ともさすがにプロ集団、良い案が出そろいました。
上記の4案は、一ヶ月をメドに検討して参ります。
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■ 空調を考える サウス床暖さんと会談
3月15日午後5時より、サウス床暖さんとの打ち合わせ。
第1回プラニングを提出いただきました。
木曽において、なによりの贅沢は「冬温かい」ことです。
新庫裡は、全館床暖という大胆な案をご相談させていただきました。
第1回目の見積は、400万円強です。
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■ 境内立木伐採の申し入れ
3月24日豊橋巡教から戻った際、先住職より境内の立木伐採案が打ち出されました。
多少乱暴な気もしますが、この際にと熟慮することとしました。
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■ 第7回B工務店さんとの打ち合わせ
3月29日、B工務店会長が来山。風邪せ少し辛そうでした。
前回よりの設計変更点を打ち合わせ。
(1)大広間の天井仕様が、格天井に変更されました。(エアコン・照明器具との関連)
(2)大広間のパーテーション(仕切)を追加。カーテン式から建具に変更。
(3)電気工事設計書の提出。
境内立木が、建材として利用可能か検討。結果、すべて使用することとしました。
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■ 総代会長さんとの打ち合わせ
3月30日、先住職の立木伐採案を総代会長・松岡功恭さんに相談。
役員さんに文章で連絡することとして、承諾を得ました。
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■ 森本建設さんとの打ち合わせ
3月30日、土蔵修理と庫裡建設のバックアップを担当する森本建設さんと打ち合わせ。
土蔵修理は、部分修理とし400万円の見積を受諾しました。
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■ サウス床暖さんとの打ち合わせ
3月30日、森本建設さん同席にてサウス床暖さんと打ち合わせ。
新庫裡の暖房方法を床暖房とするとともに、補助的にエアコンを利用する方針を固めました。総見積は1100万円とし、受諾しました。エアコンは高価な物です。
住職曰く「床暖に賭けてみましょう、もし温かくならなかったらサウス床暖の社長さんと共に心中するつもりですから、よろしくお願いいたします」
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■ 御用材伐採
4月6日、一昨日までの寒さがウソのように晴れ渡りました。
いよいよ、新庫裡に使う材木の伐採です。
9:00にはクレーン車も到着し、その昔木曽の山で活躍されたシルバー人材センターの方々により伐採作業が開始されました。
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■ 厨房設備視察
4月12日、川崎市のタニコーさんショールームを視察。
前回プレゼンにより、従来のイメージを大切に設計していただいたタニコーさんのショールームを視察しました。プロの使う厨房設備を実際に目の当たりにして、その仕上げの美しさに目を奪われました。今後のご相談をする良い材料となりました。
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■ タニコーさんと打ち合わせ
4月16日、ショールーム視察を受けて、タニコーさんと打ち合わせを行い、こちらの希望を陳べました。
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■ 製材完了
4月21日、B工務店より会長・社長はじめ3名が来られ、古畑製材所にて製材された境内の立木を堺の本社へ搬送しました。これから2年間の乾燥期間を経て、庫裡の一部として永く役立ちます。
また本堂縁の下へ潜り、本堂建築の際に使ったケヤキの残材も堺へ搬送しました。
お寺側で忘れていた、5mを超えるような良い「お宝」の発見もあったようです。
会長のお言葉では、玄関は総ケヤキでまかなえるようになったそうです。
▲ケヤキ残材の一部 7.2m
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■ 第1回三社合同打ち合わせ
4月22日、勉強会を前に主業者3社による打ち合わせ会が行われました。
特にのり面工事をする加藤組さんとB工務店さんとの取り合い打ち合わせを綿密に行いました。のり面工事は、庫裡取り壊しを含めて3ヶ月の時間が必要だとわかりました。
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■ 第8回勉強会開催
4月22日、第8回目の勉強会を行いました。
今回は主業者3社による事業説明が行われました。
B工務店の会長さんは、委員さん方とは今回が初顔合わせとなります。「木曽で仕事が出来るなんて、夢にも思ってみませんでした」と感慨深げにご挨拶されました。
各委員から活発な質疑が出ました。
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■ 伐採作業支払額は?
5月2日、今回の事業初出費です。
クレーン代、\68,985円。製材代、\146,134円。
特別会計より支出いたしました。
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■ タニコーさんと第3回打ち合わせ
いつまで待っても、厨房メーカーのタニコーさんから連絡がありません。
ぶち切れた住職の電話により、5月13日第3回の打ち合わせが行われました。
提出された見積書は、大幅ダウンの500万円弱。気をよくした住職は「お願いします」と平身低頭。現金なものです。
これにて、厨房メーカーはタニコーさんにて決定しました。
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■ 電気工事会社内定
タニコーさんとの打ち合わせに付き合ってくれた森本建設社長と引きつづき、電気工事会社の内定について協議をしました。
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■ 第9回B工務店さんとの打ち合わせ
京都へ出張中の5月18日、B工務店会長より電話が入りました。
見積の第3案ができたとのことで、翌19日の午後、会社へ伺うことを約束しました。
B工務店へは京都からは、名神・近畿道経由の1時間ドライブ。
約束の2時に伺い、細部の打ち合わせ。
工事主業者を「設計・B工務店」「施工・B工務店・森本建設」とすることをお許し頂きました。また、工程表の提出もいただきました。
使用材料も1ランクアップしたようです。
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■ 第9回勉強会
5月27日、第9回目の勉強会が行われました。
今回は第2回中間報告会へ向けた、最終的な打ち合わせが行われました。
予算が2億円近くなっていますので、委員さんからは値上がり分の内容について問い合わせがありました。
住職は8月の施餓鬼までに本決まりになれば良いとの腹づもりでしたが、早くて6月中にも決定しておいた方が良いとの意見が出され、6月19日第2回中間報告会・7月初旬に建築委員会立ち上げを行うこととしました。
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■ 第2回中間報告会
6月19日、懸案の第2回中間報告会が行われました。
これにより、3週間の周知期間を経て7月10日に建築決定の会議を開くこととしました。
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■ 第10回B工務店さんとの打ち合わせ
6月21日、午後1時よりB工務店会長と長福寺にて打ち合わせをしました。
玄関床の石工事見積が高値だったことの説明、ロビー内装工事の変更、瓦を特注品(といっても、丸瓦に『龍源山』の文字入れをすること)、伐採した境内の木材保存状態の説明、庭園の塀打ち合わせを行いました。
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