■ 臥龍屈が壊される?
4月19日、タニモト設計事務所の谷本さんが来山されました。 森本社長と構造計算(あの姉歯さんと同じ職種?)担当の近藤設計士も一緒です。 近藤設計士は、長野市からわざわざお見えのようです。
開口一番、谷本さんの「おしょうさん、難しいですねぇ」という言葉から始まりました。木曽地方事務所から話し合いを終えて、その足で来られたと言うことでした。担当官といろいろ折衝したのですが、木造建築の場合のべ面積が1000平米を超えてはならないという決まりがあるそうです。 今回の建物をあわせた、寺の建物の延べ面積は軽く1000平米を超えているとのことです。併せて、消防法などのかねあいもあり、今の図面ではまったく通用しないことが判りました。谷本・近藤両設計士より、既存の建物を取り壊して面積の調整をすることを提案されました。
「え、えぇっ!?壊すんですか、必要な建物まで!」
と、心の中で絶叫しますが、一応平静を保つふりをしておきます。二階建ての建造物は面積が稼ぎやすい(!?)そうです。
まだまだ、山あり谷あり。建築確認申請認可にはほど遠いようです。 家内に話しても、ため息ばかり。「どうやって荷物を片付けるのよ」と、早くも引っ越しの心配を始めます。あぁ、苦渋の選択を迫られています。
取り壊し候補となった「臥龍屈」昭和60年建造と旧隠寮(右側)
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