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平成18年前半のできごと

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進捗状況 平成18年前半

  1. タニモト設計と打ち合わせ
  2. 神宮寺さま庫裡拝見(松本市)
  3. 臥龍屈が壊される
  4. 定期巡教始まる
  5. 寳泰寺さま(静岡市)庫裡拝見
  6. 谷本設計士と顔合わせ
  7. 本契約延期
  8. 確認申請できない!?
  9. 最終見積の提出依頼
  10. ハートフルを考えるU
  11. ハートフルを考える
  12. 最後の新年会

■ 最後の新年会
1月2日、恒例の新年会が行われました。
参加いただいた、70名のみなさんには福ダルマが配布されました。
住職からは、記帳額の報告および出納の報告がなされました。
この庫裡で行われる、最後の新年会となります。

最後の新年会準備


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■ ハートフルを考える
身障者用の出入り口を考えていましたが、具体案がまとまりません。
1月8日に、A工務店より「リフト」を使った案が提出されました。(1024*768の別窓で開きます)
受付事務所より、リフトで上がる案ですが、石畳など大がかりになり不採用とさせていただきました。館内がバリアフリーなだけに残念です。
ほかの名案を探ることとなりました。


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■ ハートフルを考えるU
1月16日になり、A工務店のB会長より、郵便が届きました。
銅板葺き屋根の見積に誤りがあったことと、原料高騰のため材料を購入しておくように、業者へ指示をしたことなどを連絡頂きました。

昨年末に製材した、あの桧葉材の保存状態も写真にて送って頂きました。

桧葉材の保存状態

そのほか、身障者用トイレの詳細や、リフトを省いた玄関の図面も同封されていました。やはり、玄関はこのままの方がよさそうです。車いすのスロープは、現在の大玄関に設置することとします。


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■ 最終見積の提出依頼
いよいよ3月には本契約を結ぶつもりです。
1月18日、M工務店・森本建設・加藤組の主業者3社に宛てて、見積書・協力業者一覧表・工事工程表の提出をお願いしました。

2月28日を締め切りにさせていただき、2週間の精査の上3月15日に契約締結を目指します。


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■ 確認申請できない!?
見積書は、加藤組さんが2月25日に提出いただきました。
残る二社は、お約束通りの2月28日の提出となりました。
B会長と森本社長揃っての提出と打ち合わせを午後4時に設定しました。

合計額は、2億円を少しオーバーしていました。
本契約の前に、この図面での建築実行保証を頂きたかったので、建築確認申請の打診をB会長にお願いすると、地元の設計士に依頼して欲しい、費用は別にかかるとの説明を受けました。

こちらは、A工務店・森本建設の二業者が揃っているのに、なぜ今更別料金の設計士さんをお願いしなければいけないのか意味がわからず、しらけたムードで話し合いが終了しました。


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■ 谷本設計士と顔合わせ
3月4日、タニモト設計事務所の谷本設計士と顔合わせをしました。
個人的には存じ上げていた方ですが、仕事のお話をさせていただくのは初めてのことでしたので、森本社長に同席していただきました。

簡単な図面をお渡しし、以後の進展状況を見守ることとしました。


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■ 本契約延期
3月8日、C市のA工務店を訪れ、本契約の延期を連絡しました。
建築確認申請が許可にならない状態で契約を結んでも、後になって予算の大幅な変更などが考えられるためです。

ここにきてまた「足踏み状態」になりました。


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■ 寳泰寺さま庫裡拝見(静岡市)
3月12日、静岡市駅前にある古刹・寳泰寺さまへおじゃましました。
住職が世話になっているご住職の藤原東演先生とのご縁で、彼岸の法話会に呼んで頂いたのです。

寳泰寺庫裡

さすがです。正面からはきれいな切り妻、側面は勇壮な入母屋となった超一級品の庫裡です。都会のど真ん中、田舎ものにはマネのできない建物です。


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■ 定期巡教始まる
3月17日、いよいよ「春の定期巡教」出発の日となりました。
住職は、福岡県・広島県の妙心寺派寺院を巡って、約一ヶ月の出張となります。
昨年は愛知と東北を巡らせて頂き、すばらしい建物と出会ってきました。

谷本設計士からは何の連絡もありません。仲介役の森本社長へ、定期的に連絡を入れる約束をして、大分県日田市へと向かいます。

聖福寺庫裡

博多・聖福寺さんの庫裡。
煙抜きの付いた、「瑞巌寺型」の庫裡です。博多の法源地らしく、立派な伽藍が並びます。

圓覺寺庫裡

聖福寺山内・円覚寺さんの庫裡。
わずか3間半の庫裡ですが、良い立ち姿をしていますね。

幻住菴庫裡

聖福寺山内の幻住菴さんです。
お説教会は開かれませんでしたが、この姿に目を奪われ、直接おじゃましました。
玄関の位置が予定の庫裡と似ています。

幻住菴庫裡

幻住菴さん庫裡の裏側です。
しっかしと妻飾りされ、手抜きがありません。前側の屋根も、計画庫裡のイメージによく似ています。

ここまで来たところで、森本建設の森本社長へ連絡を入れます。
「谷本先生から連絡ありましたか?」「まだです」「じゃぁ、もう一週間経ったらもう一度電話します」と言って、一週間ぶりの確認を終えます。

承天寺庫裡

博多市内の東福寺派寺院、承天寺さんの庫裡です。間口が計画庫裡と同じですので、興味深く見せて頂きました。
一間半の玄関開口部が「ゆとり」ですよね。

宗福寺庫裡

大徳寺派の宗福寺さんです。
博多市内にありますが、昨年火災に遭い、隠寮や書院を失いました。
「瑞巌寺型」の庫裡は、火災を免れました。

光國寺庫裡

福岡市の東区、光國寺さんの庫裡。
奥行き3間ながら、大きな間口の勇壮な庫裡です。

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■ 臥龍屈が壊される?
4月19日、タニモト設計事務所の谷本さんが来山されました。
森本社長と構造計算(あの姉歯さんと同じ職種?)担当の近藤設計士も一緒です。
近藤設計士は、長野市からわざわざお見えのようです。

開口一番、谷本さんの「おしょうさん、難しいですねぇ」という言葉から始まりました。木曽地方事務所から話し合いを終えて、その足で来られたと言うことでした。担当官といろいろ折衝したのですが、木造建築の場合のべ面積が1000平米を超えてはならないという決まりがあるそうです。
今回の建物をあわせた、寺の建物の延べ面積は軽く1000平米を超えているとのことです。併せて、消防法などのかねあいもあり、今の図面ではまったく通用しないことが判りました。谷本・近藤両設計士より、既存の建物を取り壊して面積の調整をすることを提案されました。

「え、えぇっ!?壊すんですか、必要な建物まで!」

と、心の中で絶叫しますが、一応平静を保つふりをしておきます。二階建ての建造物は面積が稼ぎやすい(!?)そうです。

まだまだ、山あり谷あり。建築確認申請認可にはほど遠いようです。
家内に話しても、ため息ばかり。「どうやって荷物を片付けるのよ」と、早くも引っ越しの心配を始めます。あぁ、苦渋の選択を迫られています。

臥竜屈
取り壊し候補となった「臥龍屈」昭和60年建造と旧隠寮(右側)


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■ 玉鳳院さま庫裡拝見(京都市)
谷本設計士の言葉で、落ち込んでいます。でも谷本さんの声は、そのまま役所の声なんですよね。まだまだ良い手がないかと模索しています。先住さんは、「半分を鉄筋コンクリートで造れ」などと無責任なことを言っていますが、私には到底受け入れられません。しかし一応、谷本設計士には伝えました。

玉鳳院庫裡

こういうときは、良い建物を見ることが気晴らしになります。4月25日から、妙心寺にて教化主事会が行われました。その際に、開山堂を拝塔しましたので、玉鳳院の庫裡をじっくりと見てきました。計画庫裡と同じ6間の間口の両翼に廊下が付いています。いつもは通り過ぎるのですが、なかなか参考になります。そういえば、一ヶ月の内に数回は訪れる妙心寺。ゆっくりと山内の建物を見たことがありませんでした。


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■ 神宮寺さま庫裡拝見(松本市)

神宮寺庫裡

5月前半は、あまり大きな変化や動きはありません。隠寮を取り壊してまで新しい機能を取り入れるのかどうか、葛藤はあります。
5月16日、松本市の浅間温泉までお参りのため出かけました。帰り道、すぐそばにある神宮寺さんへ寄ってきました。この庫裡が落慶したときには、教区の授戒会が行われたのですが、当時はあまり興味がなく、見過ごして部分が多くありましたので改めて拝見と相成りました。

計画庫裡と同じ6間間口で、たしか二階建てとなっていた覚えがあります。妻飾りも立派な、手本とすべき庫裡です。


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■ タニモト設計事務所と打ち合わせ
5月16日、午後2時よりタニモト設計事務所と打ち合わせをしました。
住職、松岡総代会長、谷本設計士、近藤設計士、森本建設社長の5名の打ち合わせとなりました。

席上タニモト設計からの提案は、サプライズでした。厨房・トイレ部分を鉄筋耐火構造にて建てるという案です。半分鉄筋案は先住職から出されたシャレかと思っていたのですが、谷本設計士はまじめに考えていてくれたようです。

これなら、既存の建物を壊さなくても建築許可がおりると、役所から一札取って頂いたということです。

一縷の光明が見えてきました。
もう少しタニモト設計と話を詰める必要がありそうです。

・・・しかし、今になって平面図から見直すことになろうとは。


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■ 光國院さま庫裡拝見(京都市)
5月21日、京都にある親戚の葬儀が妙心寺山内の光國院さまにて行われました。光國院さまは、北門に近い塔頭(たっちゅう)寺院で、私もあまりおじゃましたことがありません。(妙心寺はとにかく広くてかないません)

塔頭寺院の庫裡は、境内敷地の関係もあり、計画庫裡と間口が同じ庫裡が多く、参考になります。しかし、境内が狭いため全体を見渡せる良い写真が撮れません。

光國院庫裡


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■ 本堂縁の下から用材を搬出
5月23日、C市よりA工務店会長が材木店を連れて本堂の縁の下から、本堂建築時の残材を引き出しました。予想以上に良い材料がなく、多少がっかりしましたが、余すところなく使用して頂きたいものです。

本堂縁の下の残材
厚みのあるケヤキ材

本堂下の残材
大きなものは「割れ」が入っています

クレーンでの搬出 4tユニックにて搬出しました


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■ 碧雲寺さま庫裡(竹田市)
写真を整理していましたら、庫裡建築を発心した巡教の初着地としておじゃました、大分県竹田市の碧雲寺さんをご紹介するのを忘れていたことに気がつきました。二階建てのたいへん重厚な庫裡です。
訪問させていただいた頃は、そんなに興味がありませんでしたが、今になってみますと、もっと隅から隅までじっくりと拝見してくれば良かったと、後悔しています。

碧雲寺庫裡

          碧雲寺庫裡


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■ タニモト設計と打ち合わせ
6月6日午後4時30分よりタニモト設計事務所の谷本さんと打ち合わせをしました。
すすみ具合のご報告が遅れていたために、こちらから設定させていただきました。
席上、墓地の町道から斜線を引くと庫裡の屋根にかかるため、屋根を多少低くしなければいけないことなどが説明されました。
遵法で建築を進めたいので、耐火構造部分の屋根を切り妻の形を維持しながら、低くしていただくこととしました。

たったこれだけのひっかかりで?
たったこれだけのひっかかりで設計変更?


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■ 団参旅行おこわれる
6月10日、妙心寺開山無相大師650年遠諱の会前(えぜん)団参のため、参拝団を組みました。参加者は40名。妙心寺への旅行と共に、A工務店・D材木店の視察を行いました。

原寸図面を見る
         原寸図面と型板を見る

松原工務店工場
B工務店工場を見学  

説明する会長

 

長福寺用材
        長福寺用材 ひのきの柱

矢倉材木店
D材木店の倉庫  

矢倉材木店

動画はこちらをご覧下さい(WMV形式 4MB)


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■ 大龍寺さま庫裡拝見
6月13日、おしょうの修行道場のOB会が岐阜市の大龍寺さまにて行われました。
岐阜市では、瑞龍寺に次ぐ大きなお寺だと思いました。庫裡を拝見したところ、機能的に作られており、勉強になりました。

大龍寺庫裡
大龍寺庫裡


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■ 総代会開催
6月17日、午後3時より総代会が開催されました。
先日の木材検査の報告がなされた後、大問題が提起されました。

当初より、B工務店を主業者として話を進めて来ましたが、確認申請を得るために設計士さんをお願いし、その認可までまだまだ複雑な行程を踏んで行かなくてはなりません。耐火構造(鉄筋コンクリート造り)の部分も出てきましたので、地元の大きな会社に主な業務を依頼した方が、仕事がうまく進むのではないかという提案です。

そこで設計をタニモト設計事務所に、また工事管理を加藤組に変更し、木造部分の施工は引き続きB工務店にお願いするという方向で話がまとまりました。

現在の主業者である松原工務店のとりまとめで工程会議を開催することもいろいろな事情で難しいようですので、6月20日に設計士・業者・総代会・住職の総会を住職の招集で開くことを決定し散会となりました。


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■ 設計士・業者・総代会の総会開催
6月20日、午後1時より建築に関して、設計士・業者・寺(住職と総代)の会議が行われました。設計士は、タニモト設計事務所谷本氏と近藤設計士、業者は加藤組・B工務店・森本建設から各1名と住職総代8名が出席しました。

実は、この総代会開催前にたいへんな事が起きていました。17日の総代会では、設計はタニモト設計事務所、管理は加藤組、施工はB工務店と森本建設という決定がなされていました。その決定を覆し、設計監理をタニモト設計事務所、施工を森本建設にしようと根回しをする動きがあったのです。

総代会長の松岡さんが、午前中に住職へ連絡を入れて頂き、その情報が耳に入ったものの、何の対策も講じられないまま臨時総代会が開催されました。

「あんなに17日に話し合って決定したことを、簡単に覆すとは何事だ」「いや、やはり地元業者を尊重すべきだ」いろいろな論議がありましたが、最終的には住職の決定でした。「あれだけ話し合って頂いたのに、今日はまるきり違う結論。これでは総代会は必要ないですよね。しかし、庫裡が無事建立されるには決心しなければいけません。檀家さんを尊重するのは自然な姿です。森本くんを信じてやってみましょう」

1時間ほどおまたせした業者さんの前で、本会議が始まりました。

谷本設計士より、本日までの確認申請に関して役所との話し合い中間報告がなされ、たいへん厳しい状況であることが報告されました。

しかし、「私の設計士生命を賭けても、この仕事を無事終わらせます」との言葉を頂き、頼りにさせて頂こうと思いました。

引き続き、先ほどの臨時総代会の結果を業者さんに伝えました。「設計監理は谷本さんお願いいたします。工事の主業者・元請けは森本建設さんお願いします。木造部分の施工はCさんお願いします。」この言葉が、住職の最終決定でした。

お盆を前に、多少歯切れの悪さが残る出来事でした。確認申請認可、未だ遠し。


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■ 森本建設との打ち合わせ
6月26日、森本建設の森本社長と打ち合わせをしました。森本建設が主業者となって初めての会議です。今後は、タニモト設計事務所や森本建設と話し合いはできても、B工務店とは直接交渉できません。それが筋ですから。

森本社長が打ち合わせ時間を間違い、多少すったもんだがありました。業者交代によりお互いの信頼関係が築きあげられていないのが、諍いの元になったことは否定できません。

住職の気分は、最低に落ち込んでいます。


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